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2019年6月22日 馬場恵峰先生 日中文化資料館バスツアー

2019年6月22日、太志塾会員の皆さまと、馬場恵峰先生が設立・運営されている「日中文化資料館」(長崎県大村市)を訪問しました。

恵峰老師は93歳になられる書道の大家です。いぶし銀のように煜る全身から溢れる気力は若者に劣りません。

馬場先生の書に触れながら、たくさんの文化財・貯蔵品を鑑賞し、また中国古典についても教えていただきました。

スケジュール後半は馬場先生自ら、2時間の講義。腰掛けずに力強く、情熱的に念いを伝えて下さいました。深く感動的な講話に、参加者は終始頷いて共感していました。

馬場先生の講義より

反応を得るための、人生を歩む。

人間には、その時その時にこそ、旅がある。
若いときに、一番忙しいときにこそ、旅に出る。

自分自身で経験をしなければ、文章は出てこない。

涙をこらえて悲しみに耐える時、
愚痴を言わずに苦しみに耐える時、
言い訳をしないでだまって批判に耐える時、
怒りおさえてじっと屈辱に耐える時、

あなたの命の根は深くなる

一事一心一念道

縁あって花を開き
恩あって実を結ぶならば、
縁を探すべし

画像ギャラリー

馬場先生の作品を中心とした、日中文化資料館内の様子です。写真には写らない美しさがあります。一生に一度は訪れる価値のある、素晴らしい資料館です。

ここではその素晴らしさの一端を、ぜひ写真でご覧ください。
【全画像154枚(◎ボタンにてページ移動できます)】

参加者の声

馬場惠峰先生! 久しぶりの振る舞いに触れて感動! みんなの到着を玄関先で迎えられ、早速、庭園の樹々、ひとつひとつにストーリーがあり、意味がある事をお話しになされ、全てのものに対しての愛情の深さと、ご縁を大切にされておられる事を再認識いたしました。 又、行きます。 感謝!
馬場恵峰先生の素晴らしいお話、素晴らしい仲間の皆さんと楽しい勉強会でした。感謝
人間の可能性を開く鍵は、出会い! 93歳の今の在り方に感動、感謝!
人は人に人間関係の中で磨かれる。人間と書いて人と人との間、人は一人では生きて行けない。だから人はお互いの存在を認められることがとても大事。出会いは自分磨きの場ですね。
馬場先生の講演を聴き、また数々の実績や作品を知る度に人間国宝というのはこういう人のことをいうのじゃないのか、といつもそう感じてます。
昨日も楽しく貴重な一日でした。
馬場先生、93歳とはとても思えない声量、気迫、眼力、卓越した観察力……一道極めていた人のお言葉には深みがあります。
目が覚めました。一生青春、一生チャレンジです。頑張ります

馬場恵峰先生プロフィール

昭和二年四月、長崎県波佐見焼窯元の十二代目長男として生まれる。旧制第五高等学校を経て大阪大学へ。万葉学者・犬養孝教授に日本文学を学ぶ。昭和二十七年、家業・筒峯製陶所継承。本格的に書道を始め、中尾に白岳支部を開設する。昭和四十五年、十二代目窯元を廃業。社会教育事業として書の道を選ぶ。昭和五十二年十月、第一回中国訪問。平成元年三月、私財を投じて友好親善のため長崎県大村市に日中文化資料館を設立。平成九年三月、北京中国博物館にて馬場恵峰訪中七十回記念書個展開催。平成十二年十二月、中国斯江省博物館にて庚申二千中国杭州書展開催。平成十四年八月、長崎県美術館にて帰朝書展開催。平成十五年七月、中国新江省桐庫県に渓流希望小学校を建設し、同校の名誉校長となる。その後も中国の書家をお招きし、日中書道家揮事交流会を開催している。

 

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